家族を在宅介護をしながらの在宅ワーク

日本は高齢化がすすみ、介護離職が深刻な社会問題となってきています。認知症患者は場合によっては24時間の監視が必要となることも多いのですが、施設入所は順番待ちの状態で、家族は介護のために働きに出ることもできなくなり職を失うという状態です。さらには貧困の問題ともかかわりが深く、介護離職した人にはなんの収入もないため、介護が終わったあとには貯金が尽きている状態なのです。

そのため在宅介護をする介護者に推奨されるのが在宅ワークという働き方です。自宅で仕事をするという働き方で、出勤の必要はなく、あいた時間に自分のペースで仕事をすすめることができます。介護を必要とする家族が急な入院をするなど、不測の事態に陥っても休みの連絡なども必要がありませんし、柔軟に対応できるので在宅介護にはピッタリです。

たとえば、認知症のすすんだ人は生活リズムが昼夜逆転してしまい、夜はほとんど眠ることができない、ということがあります。在宅介護をするサラリーマンなら「明日も早いのに、また眠れない」「少しでも眠らなければ」とイライラを募らせることも多いでしょう。しかし在宅ワークなら、認知症の人の生活リズムにあわせて自分も眠ることができます。認知症の家族が起きているあいだは自分も起きていて「昼間に寝ればいいや」と思うことができるのです。

「朝きまった時間に起きなければいけない」という縛りがないのは本当に楽なことなので、気分が楽になれば介護も余裕をもって行うことができます。心の余裕をもって介護をおこなえば、認知症の方にもその優しい気分が伝わり、落ち着きやすくなるといわれています。

また、介護を必要とするひとは、デイサービスなどへ通っていても突然に体調を崩して迎えにいかなくてはならなくなったり、外へ出て徘徊してしまったり、ということがあるものです。そういった場合でも、在宅ワークであれば、誰に遠慮もなくすっとんでいけますので、ある意味、命を守ることができる働き方だといえるでしょう。

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